根っこ

10月5日は、「教師の日」で「デジタルの日」なんだって。
このご時世、なんとも皮肉な組み合わせ。
ちょうど昨日観た映画も、すごく重なる感じなので、ちょっと紹介。

邦題は「型破りな教室」。
だけど、原題(英題)「RADICAL」の方が良い。
意味は、”根本的な” ”抜本的な” ”革新的な”ってところかな。

2023年当時、本国メキシコで300万人を動員し、その年一番の大ヒットを記録したそうで。
アメリカの国境近く、メキシコのマタモロスという町のホセ・ウルビナ・ロペス小学校での実話らしい。
麻薬と殺人が日常と化した環境で、常に犯罪と隣り合わせな危険地帯。

家庭環境も、ヤングケアラーや児童労働を強いられるような状態で。
学校の勉強についていけず、不登校になる子も少なくないという。
だから、学校も「ENLACE」という国家試験の成績は全国最下位。

そんな治安も学力も最低の学校に1人の男性教師が赴任し、前任が出産で学校を辞めた小学校6年生のクラスを担任。
決められたカリキュラムに全くとらわれない授業を実践し、こどもたちは探求する喜びを知る。
やがてクラス全体の成績は飛躍的に向上し、うち10人は全国上位0.1%のトップクラスに食い込むまでに。

てな内容で。
とにかく面白いし、決して単純ではないし、めちゃくちゃ本質的だと感じる。
さすがにココで全部を紹介することはできないから、ぜひ観てみて。

と言いつつ、、、とても印象的だったセリフがあったので、もうちょっとだけ~。

問題が山積みの学校自体、熱心な教師もほとんどいなければ、教育設備も乏しい。
パソコン室のパソコンは、盗難に遭って以来、使えるものは一台もないから。
生徒たちは、ろくに調べものもできない状態。

ある時、校長と交わす会話の中で…

教師)「彼らには俺なんて必要ないかも」「もしパソコンがあれば勝手に学びます」

そして校長に向かって、教師を志した理由を尋ねた際のやりとりで…

校長)「子供は変わった」
教師)「違う」「子供は子供です」
校長)「なら世界が変わった」
教師)「ええ、でも学校はそのまま」「100年前から何も変わっていない」
〈中略〉
「子供たちを国という機会を動かす、ただの歯車にする教育です」「ルールから外れればボロボロにして吐き出す」
「でも子供たちは賢い」「そんな機械は時代遅れだと知ってる」「だから心を閉ざして離れていき、戻らない」

最高なのは、映画の締め括りで引用されている言葉。
エンドロールの最後の最後に。
ジブンの大好きなフレーズが。

”私の学習を妨げるのは教育だけである” アルベルト・アインシュタイン

これぞ、RADICAL!!

ちなみに、ラテン語で”root”(根)を意味する”radix”が語源らしいけど。
「根っこ」と「ねこ」って響きが似てる。
実際、”ねこ” には自分の ”根っこ” がちゃんとありそーだもんナ。

こどもという、埋もれがちな存在や能力。
まさに、その埋もれた部分の個々の ”根っこ” をちゃんと見出し、掘り出して、伸ばせる力があるのかどうかが。
大人に突きつけられてるんだナ。

 ¡Chao!

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